戦争における人殺し

デーヴ・グロスマン 著、安原和見 訳『戦争における「人殺し」の心理学』ちくま学芸文庫筑摩書房

「やらなければやられる」という状況になればさすがに人間を殺すだろうという安易な考えでは、本当に「やらなければやられる」状況になってもなかなか人間を殺せない
(中略)
第二次世界大戦までは15〜20%だった兵士の発砲率が、ベトナムでは90%以上

「条件づけ」を取り入れた訓練の成果
(中略)
敵がスコープ越しだとか、戦艦だとか、建物だとか、「人間」を感じることが少なくなればなるほど殺しは容易になっていきます

情報引用元:仏像の中に立てこもった8人の男たち